ニュースリリース

「ノルク」は2024年10月31日をもってサービスを終了しました。

イーデザイン損害保険株式会社（取締役社長　桑原茂雄、以下「イーデザイン損保」）は、イーデザイン損保が提供する健康でエコな移動を促進するスマートフォン向けアプリ「ノルク」を活用した、高齢者の移動寿命延伸に向けた実証実験を浜松市の支援を受けてスタートしました。
本実証実験では、ノルクを通して様々な世代の浜松市民の方々に①車以外の公共交通手段を使ってもらうきっかけをつくり、②移動手段に対する意識変容を検証し、「高齢者の移動寿命延伸」につながるヒントを探っていきます。

背景

イーデザイン損保は、交通安全に関するデータを活用した事故削減の取り組み「SafeDriveWith」プロジェクトの一環として、2021年より「浜松市モビリティサービス推進コンソーシアム」に加盟し浜松市の交通課題解決に向けた取り組みを推進しており、当社が取り組むべき浜松市の主な交通課題として「高齢者の移動寿命延伸」を挙げています。浜松市では人口あたりの自動車保有台数が政令指定都市内で1位を記録^※したこともあるとともに、自動車利用の割合は増加傾向である一方、公共交通の利用は減少傾向にあり、高齢者が免許返納後、車以外の交通手段を活用できず孤立してしまうなどの社会問題につながっています。
この課題解決に向けた最初の取り組みとして、車以外の交通手段の利用意識を高めることを目的に本実証実験を計画、実施いたします。
「浜松市モビリティサービス推進コンソーシアム」の取組の一環で実施された、2021年度のアイデアピッチにおいて、イーデザイン損保からプレゼンテーションを行い、浜松市との意見交換を経て、今回の実証実験に繋がったものです。

実証実験の概要

「ノルクチャレンジ」というキャンペーン形式で浜松市内在住の方を対象に実証実験の参加者を募り、期間中ノルクを利用しながら市内を移動してもらい、その移動ログを計測することで、「ノルクチャレンジ」実施期間前後で移動手段に関する意識変容が生じたかを検証します。

ノルクについて

ノルクはユーザーが移動した距離と手段をAIで自動判別し、それに対応したマイルを付与し、たまったマイルに応じて様々な特典を提供するスマートフォン向けアプリです。イーデザイン損保はノルクを通して健康でエコな移動を促進すると共に、公共交通機関の利用促進など交通手段の最適化を推進し、移動寿命延伸や渋滞の解消など、交通問題を解消するためのソリューションとして活用を進めています。

実証実験の詳細

利用期間中と期間後で交通手段の利用状況を調査し、さらに利用後の所感など定性的なアンケート調査をあわせて実施します。また、チャレンジ期間中は、LINEオープンチャットを活用しながら参加者間のコミュニケーションにも着目し、移動手段に関する意識変容が起こるきっかけを検証していきます。

1. 対象者
   実施エリア（浜松市）の住民50名～100名程度を募集
2. 実施エリア
   静岡県浜松市浜北区内野台　または　静岡県浜松市浜北区染地台　周辺
3. 実施期間
   エントリー（募集）：2022年8月 8日（月）～9月 4日（日）
   検証期間　　　　　：2022年9月 5日（月）～9月19日（月）

両社のコメント

イーデザイン損保

イーデザイン損保は「事故時の安心だけでなく、事故のない世界そのものを、お客さまと共創する。」をミッションとして掲げ、自動車保険&eの運転データや社会の様々なデータから交通事故のない社会に向けての活動やサービスに繋げていく「SafeDriveWith」という取り組み行っています。この実証実験を通して、ノルクが移動手段に対する意識変容を起こすために必要な要素を検証し、浜松市のみならず地方自治体が抱える様々な交通課題の解決に向けたソリューションとしてご活用いただけるよう、サービスを進化させてまいります。
イーデザイン損保はこれからも、お客さまとともに保険業界の新しいかたちをつくることを目指して取り組んでまいります。

浜松市

浜松市は、持続可能なまちづくりを目指し、「浜松市モビリティサービス推進コンソーシアム」を通じ、会員企業が実施する事業に対して、実証フィールドの調整等、会員による実証実験や実装に向けた取り組みへの支援を行ってまいりました。
今回、移動課題の解決に向け、会員企業であるイーデザイン損害保険株式会社の実証実験に対し、協力するものです。

以上