BLEタグ活用による危険箇所特定で交通事故ゼロのまちづくり!
2022年度
#4
町内の子どもにBLEタグ(Bluetooth Low Energy。低消費電力の近距離無線)を配布し、位置情報の特定を行うことで地域ぐるみで見守り活動を実施しようと考えている。BLEタグが発信する電波を受信するためには、町民がアプリをインストール必要があるが、平日の日中には町外へ出向いている方も多いことから、町内の公共交通機関や町の運営するコミュニティバス等に電波を受信するレシーバーを搭載することで、電波を受信できる範囲を町内全域に拡大することで効果的に実施しようと考えている。
また、BLEタグの人流データをマッピングすることで、交通事故多発箇所や交通量が多い箇所について、多角的な分析を行うことで、歩行者も運転者も安心して暮らせる交通事故ゼロのまちをめざしたい。
自治体担当者コメント
全国的に人口減少が進む中、本町は町内の様々な地域で宅地開発が進んだことにより、子育て世帯の転入者が多く、子どもの増加を中心に全体的に人口が増加となっていることが特徴として挙げられます。一方で、各地域で宅地開発が進み、スプロール現象が発生し居住可能な地域が拡充されたことから、遠方から通学に約1時間かかる子どもも居る状況です。この現象は、運転者の立場からも危険箇所が増加する要因となることから、今回の取組で、的確なデータ集積を行い、交通事故ゼロのまちと子育てし易いまちの環境づくりを展開し、まちの魅力をもっともっと上げていきたいと願っています!
奈良県広陵町