自動車保険における走行距離とは?予想走行距離と前年走行距離の違いや設定方法を解説
2024年10月25日(2026年10月29日更新)
自動車保険をご契約いただく際に、走行距離の設定を求められることがあります。
走行距離の設定方法は主に、1年間の走行距離を予想して設定する「予想走行距離」と、過去1年間の走行距離を基準に設定する「前年走行距離」の2種類があり、保険会社によって表記が異なる場合があります。例えば、予想走行距離は、「年間予定走行距離」や「年間予想最大走行距離」などと表記されることがあります。
本記事では、予想走行距離と前年走行距離の違いや設定方法、申告した走行距離を超えた場合の扱いについて解説します。
自動車保険の走行距離は保険料に関わる項目
自動車保険では、保険料の算出に走行距離が用いられることがあります。走行距離を申告する場合は、一般的に1年間の走行距離を指します。
走行距離が長くなるほど運転時間も増え、事故のリスクが高まると考えられるため、走行距離は保険料を決める要素の一つになっています。
なお、走行距離の設定方法は保険会社によって異なります。主な設定方法については、以下で詳しく解説します。
保険会社に申告する走行距離の設定方法
走行距離の設定方法は、保険会社によって異なります。ご契約前に確認しておきましょう。
よくある設定方法としては、次の2つが挙げられます。
- 1年間の走行距離を予想して設定する(予想走行距離)
- 過去1年間の走行距離を基準に設定する(前年走行距離)
それぞれの設定方法を解説します。
1年間の走行距離を予想して設定する(予想走行距離)
普段のお車の利用頻度や走行距離を踏まえて、1年間の走行距離を予想し、設定する方法です。
保険会社ごとに予想走行距離の算出基準は異なりますが、どのような算出基準でも正直に設定することが重要です。
予想走行距離を超える場合は保険会社への連絡が必要になることがある
予想走行距離をもとに保険料を算出する保険会社では、申告した走行距離を超えると契約内容の変更や追加保険料の支払いが必要になるケースがあります。
予想走行距離を超えた場合の対応は、保険会社や契約内容によって異なるため、ご契約前に確認するとともに、実際の走行距離が予想と異なった場合は、早めに保険会社へ相談しましょう。
過去1年間の走行距離を基準に設定する(前年走行距離)
過去1年間の走行距離を基準に設定する方法です。
初めて加入するときは保険会社の基準で走行距離区分を設定し、翌年以降はお車のオドメーター(積算走行距離計)の数値から過去1年間に実際に走行した距離を算出し、走行距離として設定します。
なお、東京海上ダイレクト(以下、「当社」)の自動車保険では、前年走行距離に基づいて保険料が計算されます。自動車保険に初めて加入される場合や中断証明書を使用して加入される場合は、「新規契約区分」が適用されるため、前年走行距離区分をお選びいただく必要がありません。2年目以降は前年走行距離区分をお選びいただく必要があり、過去1年間の走行距離に応じて次の8つの区分から選択します。
| 当社における前年走行距離区分 |
|---|
| 20,000km超 |
| 15,000km超20,000km以下 |
| 12,000km超15,000km以下 |
| 10,000km超12,000km以下 |
| 7,000km超10,000km以下 |
| 5,000km超7,000km以下 |
| 3,000km超5,000km以下 |
| 3,000km以下 |
- 前契約でお車の変更(車両入替)があった場合は、変更前のお車と変更後のお車が走行した合計距離をもとにお選びいただきます。
- お選びいただいた前年走行距離区分が事実と相違している場合、保険金をお支払いできないことがあります。
走行距離の設定方法で自動車保険を選ぶ
前年走行距離によって保険料が決まる場合は、当年の走行距離がご契約時に設定した走行距離を超えても契約内容を変更する必要がないことが一般的です。
一方、予想走行距離で保険料が決まる場合は、前述の通り、走行距離が予想を超えると追加保険料が発生する保険会社もあります。そのため、どの程度の走行距離になるのか予想がつかないときは、前年走行距離で保険料が決まるタイプの自動車保険を選べば、走行距離を予想する必要がなく、安心です。
当社では、前年走行距離に基づいて保険料が計算されるため、予想が難しい場合でも安心してご契約いただけます。また、予想以上に走行距離が増えた場合でも、契約内容を変更する必要はありません。
保険料の決まり方まとめ
走行距離は、自動車保険の保険料を決める要素の一つとなることがあります。
走行距離の設定方法は保険会社によって異なりますが、普段の走行距離から1年間の走行距離を予想して設定する方法(予想走行距離)と、過去1年間の走行距離を基準に設定する方法(前年走行距離)があります。
前年走行距離によって保険料が決まる場合は、当年の走行距離が設定した走行距離を超えても契約内容を変更する必要がないことが一般的です。万一のときに自動車保険が適用されるためにも、走行距離の設定方法に注目して保険を選んでみてはいかがでしょうか。
監修:竹国 弘城
1級FP技能士・CFP®
RAPPORT Consulting Office(ラポール・コンサルティング・オフィス)代表。名古屋大学工学部機械・航空工学科卒業。証券会社、生損保代理店での勤務を経て、ファイナンシャルプランナーとして独立。お金に関する相談や記事の執筆・監修を通じ、自身のお金の問題についてみずから考え、行動できるようになってもらうための活動をおこなう。ミニマリストでもあり、ミニマリズムとマネープランニングを融合したシンプルで豊かな暮らしを提案している。
資格情報: 1級ファイナンシャル・プランニング技能士、日本FP協会会員(CFP®)