自動車保険を7等級からスタートするには?等級アップした状態で契約する方法を紹介

2024年8月16日

初めて自動車保険を契約する場合は、通常6等級からのスタートですが、セカンドカー割引を使えば7等級からスタートできます。
また、家族間で等級を引き継いた場合や自動車保険の車の変更(車両入替)をした場合には、過去の等級はリセットされることなく引き継げるため、等級がアップした状態(6等級よりも高い等級)で契約できる場合があります。
今回は、7等級でスタートできるセカンドカー割引や、等級を引き継ぐことで等級アップした状態で自動車保険を契約できる方法を解説します。

セカンドカー割引を使うと自動車保険は7等級スタート

通常、自動車保険の契約は6等級からスタートします。しかし、セカンドカー割引を使うと7等級スタートとなり、等級が1つ上がった状態から始まります。

セカンドカー割引とは、2台目の自動車購入や、同居している子どもの自動車購入のタイミングで自動車保険に加入する際に適用される割引です。

自動車保険は同じ契約内容でも、等級が上がるにつれて保険料の負担を抑えられる仕組みです。セカンドカー割引で7等級からスタートできれば保険料が安くなります。

さらに、1年間事故を起こさず、自動車保険を使わなければ、翌年度以降8等級、9等級と1つずつ等級アップでき、等級の進行も1年早められます。

セカンドカー割引には保険料の負担を抑え、20等級に到達するまでの時間を短縮するメリットがあります。

ただし、セカンドカー割引は2台目以降の車なら無条件で適用できるわけではありません。セカンドカー割引が使えるかは事前に確認しましょう。

セカンドカー割引について詳しくは、以下の記事もご覧ください。

2台目以降の自動車保険を節約する方法~セカンドカー割引を解説~

なお、セカンドカー割引は1台目と2台目以降の車で保険会社が異なっても利用可能です。適用条件を満たすなら、1台目の車とは異なる保険会社と契約する場合でも利用できます。

しかし、保険会社によっては1台目と同じ保険会社で契約すると、保険料の割引を受けられたり、キャンペーンでおトクな特典がもらえたりする自動車保険もあります。

イーデザイン損保の自動車保険&e(アンディー)では、2台目以降の自動車保険を契約すると、1,000円分のデジタルギフトがもらえるキャンペーンを実施中です。2台目の車の自動車保険が必要な方は、この機会にご検討ください。

こちらからマイページにログイン後、「2台目以降のお申し込み」から手続きいただけます。

(注)

&eの代理店経由の契約がある場合はキャンペーン対象外となります。

セカンドカー割引の他に等級アップした状態で契約するには?

通常よりも等級が高い状態で自動車保険をスタートする方法は、セカンドカー割引だけではありません。

セカンドカー割引以外で、等級アップした状態で契約できる方法を紹介します。

家族間で自動車保険の等級を引き継ぐ

自動車保険の等級は、同居の家族間での引き継ぎが可能です。

例えば、親が加入している自動車保険の「補償の対象となるお車」を子どもの自動車に変更し、子どもが親の等級を引き継いで契約する場合、親の等級が12等級であれば、子どもは12等級からスタートできます。

セカンドカー割引では7等級からのスタートですが、等級を引き継ぐことでさらに進んだ等級から始められる場合もあります。

また、セカンドカー割引を適用するには、1台目の自動車保険が11等級以上という条件がありますが、等級の引き継ぎは11等級未満の場合でも可能です。

例えば1台目の自動車保険が10等級だった場合、セカンドカー割引は使えませんが、等級を引き継いで10等級からの契約開始は可能です。等級を引き継ぐ場合にも条件があるため、条件を満たすかを確認したうえで検討しましょう。

等級引き継ぎについて詳しくは、以下の記事もご覧ください。

自動車保険の等級は家族間で引き継ぎができる!

車を乗り換える際の自動車保険の等級は維持できる

自動車保険の保険料は車種によっても変わるため、車の乗り換え時は手続きが必要です。車を乗り換えられても条件を満たせば以前までの等級を維持できるため、新しく6等級からスタートせずに済みます。

車を乗り換えられたにもかかわらず、手続きされずに事故を起こした場合、十分な補償を受けられない可能性があります。

ほとんどの場合、車の変更(車両入替)手続きには一定の条件を満たす場合に手続き漏れを救済する規定が設定されていますが、乗り換えた際は忘れずに手続きしましょう。

&eでは、Webサイトからカンタンに車の変更(車両入替)手続きが可能です。

自動車保険の乗り換え時も
等級は引き継げる

自動車保険のノンフリート等級別料率制度は共通しているため、自動車保険を乗り換えて他社と契約する場合でも等級は引き継げます。

ただし、乗り換えのタイミングには注意しましょう。タイミングが悪いと等級アップ前の状態で自動車保険を乗り換えてしまい、等級の進行が遅れてしまいます。

自動車保険を乗り換えるタイミングについて詳しくは、以下の記事もご覧ください。

自動車保険の乗り換え(切り替え)は、いつするのがベスト?

一部の共済(教職員共済・町村職員共済・都市職員共済・トラック共済など)では等級を引き継げない場合があります。

自動車保険を中断していた場合も等級は引き継げる

事情により車を運転されない期間ができ、自動車保険が一時的に不要となる場合もあるでしょう。そのようなときは、条件を満たせば中断制度を利用できます。中断制度を利用するには保険会社が設定する条件を満たすほか、中断証明書の発行が必要です。

イーデザイン損保の自動車保険&eの場合、中断証明書を発行して自動車保険を中断するには、以下の条件を満たす必要があります。

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対象となる契約の等級 中断する契約の次の契約の等級が7~20等級
中断証明書の発行期間 中断する契約の解約日(または満期日)の翌日から起算して、5年以内
中断事由 以下(1)・(2)のいずれかに該当する
  1. 中断する契約の保険期間中に、以下のいずれかの事由が発生している
    • 契約されていた車を廃車、売却(譲渡)またはリース会社へ返還した
    • 契約されていた車が盗難にあった
    • 他で契約されていた車の廃車などで、
      契約されていた車を他の契約に車両入替した
    • 契約されていた車が道路運送車両法第16条に基づく抹消登録をされた(一時抹消)
    • 契約されていた車の車検が切れた
  2. 契約者の方または主に運転される方が海外渡航する場合で、
    解約日(または満期日)が、契約者の方または主に運転される方の
    出国日の6ヶ月前の日以降にあり、かつ、中断する契約が帰国日
    または再入国日前に締結した最後の契約である

中断制度を使うと、再度車を運転するようになり、自動車保険の契約が必要になったとき、条件を満たせば以前の等級を引き継げます。

あらためて6等級から自動車保険をスタートせずに済むため、一時的に自動車保険の契約が不要になった場合は、中断制度を活用しましょう。

まとめ

自動車保険は、セカンドカー割引を使うと7等級からスタートできます。

また、セカンドカー割引の他にも、等級アップした状態で自動車保険を契約する方法があります。家族間で等級を引き継げば等級が上がった状態でスタートできるほか、車の乗り換え時・保険の乗り換え時も等級の維持は可能です。

自動車保険は等級が高いほど保険料を抑えられる仕組みです。負担を抑えて等級の進行を早めるために、条件を満たすならセカンドカー割引などを上手く活用しましょう。

監修:新井 智美

コンサルタントとして個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン・住宅購入のアドバイス)のほか、資産運用など上記相談内容にまつわるセミナー講師(企業向け・サークル、団体向け)を行うと同時に、金融メディアへの執筆および監修にも携わっている。現在年間300本以上の執筆および監修をこなしており、これまでの執筆および監修実績は2,500本を超える。

資格情報: CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員